外来種ウォッチ!!~哺乳類編~
外来種ウォッチ!~哺乳類編~
「外来種のいろは」「特定外来生物とは」で解説した通り、私たちの身近な場所でも外来種による問題が起きています。
今回のテーマは「外来哺乳類」です。
キャラクターとしても人気のアライグマや、市街地で頻繁に見かけるチョウセンイタチ。愛らしい見た目をしていますが、実は家屋の屋根裏への侵入や、農作物を荒らすなどの被害が拡大しています。
「可愛い」だけでは済まされない、外来哺乳類の実態と見分け方について解説します。
注目の外来哺乳類
① アライグマ【特定外来生物、福岡県重点対策外来種】
灰褐色の身体に、黒いアイマスク模様、縞模様の尻尾が特徴です。足跡は5本指(爪あり)で、つま先から踵まで足裏全体を地面につけて歩く習性(蹠行性)のため大きい印象を受けます。
北米原産で、日本へはペットとして輸入されましたが、飼育放棄や脱走により野生化しました。
在来種の捕食や農産物の食害といった影響があり、特に農産物被害は県内で増加傾向です。庭や農地に果実や野菜を放置しない、家庭ごみやペットの食べ残しを屋外に放置しないなど、住みつかせないよう注意しましょう。
② シベリアイタチ(チョウセンイタチ)【福岡県重点対策外来種】
在来種のニホンイタチと似ていますが、ニホンイタチの尾が短いのに対し、本種の尾は頭胴長の半分より長いです。
本種はユーラシア大陸に広く分布し、日本では対馬にのみ自然分布していますが、毛皮用に導入されたものが野外に放され、西日本の各地に定着しました。
ニホンイタチとの競合が心配されているほか、在来の小動物や昆虫などの捕食、農産物の食害、家屋への侵入といった被害が確認されています。




