外来種ウォッチ!~鳥類編~
外来種ウォッチ!~鳥類編~
「外来種のいろは」「特定外来生物とは」で解説した通り、私たちの身近な場所でも外来種による問題が起きています。
今回のテーマは「外来鳥類」です。
愛玩用や狩猟用として海外から持ち込まれた、色鮮やかで魅力的な外来鳥類たち。しかし、在来鳥類とエサやすみかをめぐって競合するなど、さまざまな問題が指摘されています。
外来鳥類が生態系へ与える影響と、見分けるためのポイントを学びましょう。
注目の外来鳥類
① ソウシチョウ【特定外来生物、福岡県要対策外来種】
赤いくちばし、オリーブ色の体、喉の鮮やかな黄色と胸の橙色が特徴の美しい小鳥です。福岡市内では山林で確認されています。
もともとは飼い鳥として輸入されていましたが、飼育放棄やカゴ抜け(脱走)により野生化しました。
地域によっては、本種の移入によって、在来鳥類が減少したと考えられる事例が報告されています。日本国内では本種が急速に増加しており、在来鳥類相への影響が懸念されます。
② ガビチョウ【特定外来生物、福岡県要対策外来種】
全身が褐色で、目の周りから後方にかけてサングラスのような白い縁取りがあるのが特徴です。地上や低い藪で生活します。非常に美しく複雑なさえずりをしますが、音量がとても大きいことでも知られています。
中国南部などが原産で、飼い鳥として輸入された個体が野生化しました。
繁殖期には大きな声で鳴き続けるため、地域によっては騒音問題になることもあります。本種が侵入したことで、在来鳥類が減少したと考えられる事例が報告されており、日本国内での増加が同様の問題を生じさせる恐れがあります。
③ コジュケイ【福岡県要注意外来種】
キジの仲間で、全体的に丸みのある体型をしています。「チョットコイ、チョットコイ(ちょっと来い)」と聞こえる、大きな鳴き声が特徴です。
1919年に東京都や神奈川県で放鳥されたのをきっかけに、狩猟用として日本各地に放たれました。
藪や草地を好み、現在では本州以南の広い範囲で定着しています。在来のキジやヤマドリと生息域が重なる地域もあり、生態系への影響が懸念されています。


