博多湾のさかなたち~春編~
やわらかな日差しが海を照らし、博多湾にも春の訪れが感じられる季節。産卵を控えた魚たちは、栄養をたっぷり蓄えて旨みが増しています。春の海には、季節のうつろいを感じさせる魚たちがたくさんいます。
今回は、春の訪れとともに旬を迎える水産物をご紹介します!
一押しの水産物紹介
①サワラ

【特徴】
全長1メートルにも達する回遊性の魚で、銀色に輝く美しい流線形の体と鋭い尾びれ、迷彩のような背模様を持っています。これらの特徴は、春から秋にかけての高速回遊に適した体のつくりといえます。春に産卵のため沿岸に近づくことから「鰆(春の魚)」と呼ばれ、「春を告げる魚」としても知られています。春の“走り鰆”は産卵期が近いため身が軽く香りが良く、秋の“戻り鰆”は脂がのって甘みが増すとされています。
【漁法】
流し網、釣、さし網
【漁期】
11月~5月
【獲れる場所、漁場環境】
志賀島、玄界島、唐泊、能古、姪浜、伊崎など湾内すべて
【おすすめの食べ方】
刺身(あぶり)、塩焼き、炊き込みご飯、お雑煮
②イカ


【特徴】
アオリイカは、どのイカよりも体色の変化が激しく、美しいグラデーションを見せてくれるのが特徴です。その透明感のある姿から「ミズイカ」とも呼ばれています。暖かい海を好み、好奇心旺盛で活発に泳ぎ回る姿はとても魅力的です!寿命はおよそ1年と短く、産卵を終えると一生を終える「一生産卵型」の生態を持っています。
コウイカは、体内に石灰質の堅い甲(こう)を持っているのが特徴のイカです。この甲は「イカの骨」としても知られています。身は肉厚で、噛むほどに広がる濃厚な甘みと旨みが魅力です!
【漁法】
かご、さし網、えび漕ぎ網
【漁期】
3月~7月
【獲れる場所、漁場環境】
志賀島、玄界島、唐泊、箱崎、姪浜、伊崎など
【おすすめの食べ方】
刺身、天ぷら
③シャコ

【特徴】
内湾の砂泥地に生息し、夜行性の性質を持つ甲殻類です。昼間は砂や岩の中に身を潜め、夜になると活発に活動を始めます。擬態の名人でもあり、周囲の色に巧みに溶け込むことで外敵から身を守っています。
【漁法】
さし網、えび漕ぎ網、かご
【漁期】
終年(旬:4月~7月)
【獲れる場所、漁場環境】
伊崎、姪浜、志賀島など
【おすすめの食べ方】
炊き込みご飯、寿司、そうめん(煮汁)、煮つけ
紹介した水産物は、各漁協が開催する朝市や夕市で取り扱われる場合があります(時期や漁獲状況によります)。
詳しくは、下記ページをご覧ください。
各支所の紹介ページ(いきものガイド)
博多湾の旬を楽しもう!
旬の食材を味わうことは、季節のめぐみを感じるだけでなく、地元の海や漁業を応援することにもつながります。
春の食卓に、ふくおかの海から届いた新鮮なめぐみを取り入れてみませんか。

