ミツバチが飛び交う街は良い街である(博多ミツバチプロジェクト)

環境フェスティバルふくおか2024にて

 私たち「博多ミツバチプロジェクト」は、かつて身近にいたミツバチが減少傾向にある中、都市の中でもミツバチが安心して暮らせる環境を創り出すことが、街全体の生物多様性を豊かにすることにつながると考え、活動をしております。

 ミツバチは、植物の受粉を助ける重要な「ポリネーター(花粉媒介者)」です。ミツバチたちが街なかでも活動することで、様々な植物の種子が作られ、緑が増え、それを食料とする昆虫や鳥などが集まり、多様な生きものが暮らせる環境づくりに貢献してます。ミツバチが集める蜜や花粉は、植物の種類や健康状態を示すバロメーターともなり得ます。

 

巣箱へ花粉を運び込むミツバチ①

(脚についている黄色~オレンジ色のものが花粉です)

巣箱へ花粉を運び込むミツバチ②

 

 また、養蜂体験や学習会、地域イベントへの参加などを通じて、ミツバチや生物多様性の重要性について、広く市民の皆さまにお伝えする活動も行っています。これらの教育プログラムにおいては、ESD教育やSTEAM教育の視点を取り入れ、生命の営みや環境問題がどのように連携しているのかを、参加者が体験を通じて楽しく学べる機会を提供しています。特に、都市の中で生態系の一端を担うミツバチの活動を観察することは、現代社会における自然と人間の共生について考える貴重な探究学習の機会となります。

 ミツバチが安心して暮らせる環境を作り出すという活動は、単に美味しいハチミツを採るだけでなく、失われつつある都市の自然に再び目を向け、人々と自然、そして地域とをつなげる活動です。

 

高校生による養蜂・採蜜

ミツバチの巣箱の観察

 

ミツバチの巣を使ったキャンドル作り①

ミツバチの巣を使ったキャンドル作り②

関連リンク

ジャンル

タグ

ページの先頭に戻る