福岡市の花
福岡市を彩る花 フヨウとサザンカ
福岡市の「市の花」は、フヨウとサザンカです。
フヨウは、昭和46年の花いっぱい運動推進の一つとして、一般から公募され決まりました。かれんな花を咲かせ、花と緑の都市にふさわしいたたずまいであること、栽培が容易であることなどが選定の理由です。
サザンカは、昭和54年、市制90周年記念事業の一環で制定されました。
『生きた緑と花の都市づくり』を皆で進めていくため、フヨウと同じく一般公募により選ばれました。全6,618通の応募のうち約8割をしめるほどの人気で、その理由は「冬の花として、花のない季節に色どりがよい」「公害に強い」「生垣に適する」「親しみがある」などが挙げられたようです。
この選定以降、フヨウとサザンカは、緑豊かな街づくりの中心的な植物として、市内への植栽が進められてきました。
冬の花として選ばれたサザンカ
夏の花として選ばれたフヨウ
フヨウはこんないきもの
アオイ科の落葉低木で、夏から秋にかけて白や淡いピンク色の花を咲かせます。
朝咲いた花は、夕方にはしぼんでしまいますが、次々に別の花が咲くため、植物全体で見ると、長期間にわたり花を楽しむことができます。
市内では、樋井川の土手などに植えられています。
サザンカはこんないきもの
ツバキ科の常緑広葉樹で、秋の終わりから冬の初めにかけて花を咲かせます。
童謡「たきび」でも登場するように、昔からわたしたちの身近にある植物の一つです。
サザンカの花の蜜は、冬場の小鳥にとってのエサにもなります。
運が良ければ、蜜を求めてやってくるメジロとの2ショットが撮れるかも!
福岡市内では、街路樹として身近にみることができるほか、
能古島にある「のこのしまアイランドパーク」では約2,000本のサザンカが楽しめます。
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