温暖化で北上中!?クロセセリ
南の国から北上中!クロセセリ
クロセセリは南国でみられるセセリチョウの仲間です。かつては福岡県が北限とされ福岡市内では珍しいチョウでしたが、温暖化の影響により今ではよくみられるチョウになりました。
クロセセリの特徴
クロセセリの特徴は、黒い体と大きな白い紋。主に林内や林縁の薄暗い場所で生活し、幼虫はミョウガやゲットウなどショウガ科の植物の葉を、成虫はノアザミやアサガオなどの花の蜜や、獣のフンをエサとします。
![クロセセリ](https://seibutsutayousei.city.fukuoka.lg.jp/cms/wp-content/uploads/2025/01/233ea6eaf395d02e643dc605e7d44581.jpg)
クロセセリの成虫
本種はもともと沖縄や九州南部を中心に分布し、本種は福岡市を含む九州北部では珍しいチョウでした。しかし近年の温暖化の影響で、福岡市内でもよく見られるようになり、今では中国・四国地方でも繁殖が確認されています。今後、どこまでクロセセリの分布が広がるのかが気になるところです。
![](https://seibutsutayousei.city.fukuoka.lg.jp/cms/wp-content/uploads/2025/01/28989c4d8b0c77c70d0117e5a4309076.jpg)
クロセセリが見られる環境(立花山・三日月)